日銀介入についてとトレードの色々
みなさま投資・投機はうまくいっていますでしょうか。昨日は日銀介入や様々な指標で大荒れでしたね。色々書きたいことはありますが、まずは昨日のトレード結果から行きたいと思います。
22日のトレード結果
昨日の結果は…3,137円のプラスです。たまたま利確できました。FOMCがあるので夜ふかししていて、思っていた方向に進んだしそろそろ寝ようと思っていた矢先、戻しに戻したので利確という流れでした。利益は半減したのですが、保有し続ける根性はありませんでした。保有していたのがGBP/USDとAUD/USDだったのでボラリティ考えたらほんと英断だったと思います。
現在の保有ポジションは?
結局AUD/USDのポジションを取り直しました。GBP/USDも考えたのですが、損切りラインが遠すぎて…。損益になった場合許容できないな、と。少額でハイレバ気味なので仕方がないですね。
今回の介入について
やっとみなさま注目の介入についてです。ただ久しぶりの介入とあって、わからないところやふんわりしているところもあると思いますので(私のためにも)さらっとまとめていきます。
為替介入とは?
為替介入とは、通貨当局が為替相場に影響を与えるために、外国為替市場で通貨間売買を行うことです。正式名称は外国為替平均操作というそうです。
為替介入の理由としては、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることだそうです。
日本では財務大臣の権限において実施することとされています。
ほえ〜って感じです。いや私が勉強不足なだけですが。財務大臣の許可が必要とは知りませんでした。
他国を含めたこれまでの為替介入の歴史
なんか大きな為替介入ってどれくらいあるのかな?スイスフランショックは知っているけどそれ以外は?とおもって調べてみました。
アメリカ
調べてみると意外と介入していませんでした。1970年台〜1980年代には頻繁に行っていたようですが、1995年にロバート・ルービンさんが財務長官に就任してからは2、3回しか介入していないようです。
理由がなんと!インターネットが普及し、瞬時に為替情報が共有できるのに介入したところで「無駄じゃね?」ってことらしいです。
ワイルドすぎんか???
スイス
有名なやつですね。スイスフランショックというやつです。
2009年のギリシャ危機以降、必死でスイスフラン売りユーロ買いをして、スイス国立銀行は1兆円に上る損失を計上し、翌2010年6月には介入打ち切り…。で2011年9月6日以降またもや無制限介入を行い、2015年1月15日には破綻…ということだそうです。
あとからみてもエグいことになっていますよね。
日本
Twitterとか見てる感じだと、そんなに介入していないイメージでしたが、2011年にも何度か介入していました。それでも11年ぶりですが。規模の大きな介入が24年ぶりということですかね?
せっかく国内のことなので全部まとめてみました。
日付 | 財務大臣(敬称略) | 内容 |
---|---|---|
1995年2月17日〜9月22日 | 武村 正義 | 79円台にまで進んだ円高による日米貿易摩擦を懸念 |
1998年4月9日〜4月10日 | 松永 光 | 1ドル130円台にまで進んだ円安の是正 |
1999年6月10日〜7月21日 | 宮沢 喜一 | 120円台の円高の是正 |
2001年9月17日〜28日 | 塩川 正十郎 | アメリカ同時多発テロ事件の影響による円高の阻止 |
2002年5月22日〜6月28日 | 塩川 正十郎 | 123円台後半まで急騰した円高の是正 |
2003年5月8日〜2004年3月16日 | 塩川 正十郎 谷垣 禎一 | デフレーションの克服、円高の是正。テイラー・溝口介入 |
2010年9月15日 | 野田 佳彦 | 15年ぶりに82円台後半まで上昇した円高の是正 |
2011年3月18日 | 野田 佳彦 | 震災後の投機的な市場の抑制 ※協調介入 |
2011年8月5日 | 野田 佳彦 | 投機的な市場の抑制 |
2011年10月31日 | 安住 淳 | 投機的な市場の抑制 |
2011年11月1日〜4日 | 安住 淳 | 投機的な市場の抑制(当時は覆面介入であった) |
2022年9月22日 | 鈴木 俊一 | 今回の為替介入 1ドル145円まで進んだ円安の是正 |
ということでまとめてみましたが、テロだったり震災の影響で介入してた感じですね。アベノミクスとかも関係してるかな?当時、未成年だったのであんまりわからないんですよね。
その他の国
まとめてしまって申し訳ないですが、新興国がちょろっと介入したのはあるみたいです。
今回の為替介入の内容
今回の介入をまとめると、急速な円安を抑止するためとのことです。また、米国との協調を伴わない日本単独の介入だったかについてはノーコメントだそうです。ただ、各国とは連絡を取り合っているとのこと。
急速な円安を抑止するといっていますが遅くね?っていうのが私の正直な感想ですが、国同士のいろいろもあるんでしょうね。
それと、米国との協調がどうのってありますが、テイラー・溝口介入や東日本大震災のような介入かは伏せるということみたいです。
今回の為替介入で注目すべきところ
私の意見としては、介入によって一時は下がりますが、また円安にはなるかもとは思っています。資金は無限にあるわけではありませんから。
円安は悪いことばかりではなく、国内に工場が戻ってきたり、物価が上がっても給料も上がるような政策を国が出せるのであれば1ドル360円に戻っても問題なし…という素人意見です。昔は100円が大金と言われる時代があったので、そのようになるのはあり得る気がします(何十年と掛かるでしょうが)。
もう一つ注目すべきは、他国との協調かは伏せる、というところです。長期の介入があり得るということかな、と。
今は日本だけが介入しているというふんわりしたことにしておきたいんだと思います。ドルが上がり続けてもそれはそれで破綻するでしょうから。
まとめ
総評としては、長期でみるならクロス円のロングはやめた方がいいかなって感じです。スキャはまだいいんですけど。買い時ではないよねって感じ。どこまで介入してくるかはわからないので1ヶ月で流れが変わるかもしれないですし、数年は続くかもしれません。個人のトレーダーとしてはわかることなんてないですから。それを前提にトレードしていくべきかと思います。
こんだけまとめといてあやふやすぎる!って思いますが、決めつけると絶対に失敗するので、頭と尻尾はくれてやれ、の精神で相場を見ていこうと思います。
ではノシ
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